バークリー賞2014

二瓶 美穂 Miho Nihei (ピアノ)

ずっと夢だったバークリーに行く機会をいただけて、本当に幸せでした。沢山思い出はありますが、その中でも一番大きな思い出はハモンドオルガンに出会えたことでした。普段弾いているのは電子オルガンだったので、素人レベルのピアノよりも電子オルガンに近そうなオルガンの方が自分らしい演奏ができるだろうと安易な気持ちで飛び込んだのが最初ですが、思いきってオルガンを選んで良かったです。初めてそこで弾いたのですが、その音に全部心を持っていかれました。素敵な楽器と素敵な時間を過ごせたことが、何よりも幸せでした。基本的に個人レッスン以外の授業やオーディション等ではピアノを使うので、中々上手くいかないこともありましたが、沢山の人の協力もあり、出来ないなりに何とかやり遂げることが出来ました。特にアンサンブルの時には周りの人のレベルの高さに圧倒されて、落ち込んだり、焦ったりして大変でしたが、最後まで諦めないで少しでも自分の良さを最大限に出せるようにと頑張れたことが、自身にとって非常に良い経験になりました。そして、自分の良い点悪い点がはっきりとわかったことも大きな収穫の一つでした。実戦力の差を思い知らされる毎日で、初見や聴力、ソロで一曲を完成させる力はあっても、その場で皆で作っていく音楽には弱かったです。これからはもっと理論を学んで、どこに出ても勝負出来る力をつけていきたいと思いました。また、沢山の先生方が推してくださった自分のグルーヴ感を最も大切にして、幸せ爆発する素敵な音楽を目指して頑張っていきたいと思います。素敵な時間を、素敵な音楽を、本当に本当に有難うございました。


高橋陸 Riku Takahashi (ベース)

“5week”は、まさにAMAZINGでした。有名ミュージシャンが代わる代わる目の前に現れ、繰り広げられる素晴らしいステージの数々、世界中から参加している受講生達の素晴らしい個性と才能、毎晩のように行われるジャムセッション。学校の寮や街には常に音楽が溢れ、まるで映画の中にいるような、刺激的で興奮しっぱなしの毎日でした。
日々がチャレンジの連続で、授業では言葉の壁にぶつかることも多々ありましたが、充実した授業だけでなく、休日には観光をしたり、ニューポートジャズフェスティバルやNYに行くなど、アドレナリン全開の毎日でした。
最後のオーディションでは、フルスカラシップを受賞することができたので、またボストンに戻り、夢に向いたいと思っています。
沢山の夢や出会い、試練やチャンスをいただき、タイガー先生をはじめ、スタッフの皆さん方、本当にありがとうございました!


山口雄大 Yuta Yamaguchi (トランペット)

今回、光栄なことにBerklee Five-Week Summer Performanceに参加させていただきました。多くの人と出会い、たくさんの刺激とたくさんの感動に囲まれた一ヶ月で、こんなにも贅沢な時間を送っていいものかと、毎日感じていました。Berkleeでの講義は非常に充実しており、特にアンサンブルの講義が一番思い出に残っています。”Funk-Fusion”、”Tower of Power”、”Big Band”と3つのアンサンブルに所属することができたのですが、どのアンサンブルもハイレベルで、同年代のプレイヤー達の素晴らしいプレイにとても刺激を受けました。最終週のコンサートでは、大きなホールで演奏することができ、最高の時間を過ごすことができました。また、Five-Week以外でもBoston PopsやCount Basieなど、本当に素晴らしい音楽に触れることができました。
このような機会をくださった事務局のみなさん、タイガーさん、出会ったすべての人々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に夢のような夏でした!ありがとうございました!