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11/22(土)昼公演 海野雅威トリオ ステージレポート

日本を代表するジャズピアニスト海野雅威が、日本人ミュージシャンとも数多くセッションしてきたベーシスト ブレント・ナッシー。そして世界各国のプロジェクトに参加し、ハービー・ハンコックやウエイン・ショーターのバンドでも活動してきたドラマー ジーン・ジャクソンを迎え、トリオ編成で3年ぶりにシアタージャズライブのステージに登場した。

海野雅威のジャズ音楽のルーツである「オスカー・ピーターソン」。今年はそのピーターソン生誕100周年の節目であり、さらに8月15日はピーターソンと海野雅威自身の誕生日でもある。そんな特別な年にふさわしく、ステージは敬愛するジャズ・レジェンドの名曲を中心に構成された。
フランク・シナトラの「In the Wee Small Hours of the Morning」など、美しい音色とスウィング感が溢れる演奏を披露し、アンコールでは、ピーターソンの代表曲「Hymn to Freedom(自由への讃歌)」が力強く、そして深い祈りのように響き渡った。

今日の演奏は、オスカー・ピーターソンの偉大さを改めて感じさせるものであり、そしてピーターソンが世界中の人々に届け続けた希望や安らぎ、そんなスピリットを感じることができた。