大西順子 × 石若駿 スペシャル対談

——今年のサッポロ・シティ・ジャズでのお二人のライブは、どんな内容になりそうですか?
大西基本的には私のトリオですけど、今回はベースが、札幌で活動している粟谷巧くんという新しい人になるので、また違った演奏になると思います。あと去年は『Tea Times』というアルバムが出たばかりで、その収録曲がメインだったんですけど、今はまた新しいアルバムを作ろうと考えていて、それに向けてレパートリーも変わっていくと思うので、そこは乞うご期待、という感じです。

——石若さんは?
石若僕は“CRCK/LCKS”というユニットで出演するんですけど、このバンドは、同世代のジャズ・ミュージシャンたちと、ジャズの枠を超えた、ポップス指向の音楽をやろう、という趣旨のユニットで。それぞれが別のバンドのリーダーとしても活動している5人が集まって“ジャズを知らない人たちに、俺たちのやっているオリジナルの音楽をぶつけよう”といった意思を持ったバンドです。みんなバックグラウンドはジャズなんですけど、でもそこから幅を広げていきたいという。
大西歌も入っているの?
石若小田朋美という、東京藝大の作曲科を出た、ピアノを弾きながら歌うシンガー・ソングライターがいます。CRCK/LCKSは7月5日にセカンドEPを出す予定になっていて、そのお披露目のライブにもなるので、また新しい音楽をお届けできると思います。

——さらに、CRCK/LCKSのオープニング・アクトとして、“石若駿Special Live”も予定されていますね。
石若内容はまだ未定なんですけど、地元の若いドラマーをオーディションで選んで、ドラム・バトルのようなものをやろうかという話をしています。すごく実験的な試みで、ぼく自身、不安もあるんですけど(笑)、すごく楽しみにしています。
大西サッポロ・シティ・ジャズは、テントがあって、外にはお店も出ていたりして、フェスティバルっぽくはあるんですけど、1日1バンドをじっくりと観られるイベントなんですよね。こういうスタイルって、少ないと思います。だから、ライブ・ハウスに来るような感覚で楽しんでほしいですね。私のバンドに限らず、いろいろなバンドをじっくりと楽しんでいただければ嬉しいです。


<大西順子プロフィール>
1967年4月16日、京都生まれ。東京に育つ。
1989年、ボストン、バークリー音楽大学を卒業、ニューヨークを中心にプロとしての活動を開始し、ベティ・カーター(vo)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ジャッキー・マクリーン(as)、ミンガス・ビッグ・バンド、ミンガス・ダイナスティらと共演する。 1993年1月、デビュー・アルバム『ワウWOW』を発表。大ベストセラーとなり、同年のスイングジャーナル誌ジャズ・ディスク大賞日本ジャズ賞を受賞。
2016年6月22日、菊地成孔プロデュースによるアルバム「Tea Times」をリリース。

◎サッポロミュージックテントライブ出演
・7月4日(火)(北海道マツダ販売presents)大西順子トリオ

<石若駿プロフィール>
1992年北海道清里町生まれ。札幌市出身。
幼少からクラシックに親しみ、 13歳よりクラシックパーカッションを始める。
2002~2006年まで札幌ジュニアジャズスクールに在籍し本格的にドラムを演奏し始め、その間Herbie Hancock(p)、日野皓正(tp)、タイガー大越(tp)に出会い、多大な影響を受ける。2004年、日野皓正quintet Live(六本木Alfie) にゲスト出演。9月下旬、Taylor McFerrinの単独来日公演のドラマーに抜擢され好評を博す。
2014年11月、東京藝術大学モーニングコンサートにて日本人初演ソリストとして、打楽器協奏曲「Frozen in Time」を、藝大フィルハーモニアと共演。

◎サッポロミュージックテントライブ出演
・7月7日(金)CRCK/LCKSほか(特別協賛:札幌PARCO)
・7月19日(水)日野皓正クインテット

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